アトピー性皮膚炎の症状を免疫力で緩和するには?

アトピー性皮膚炎の症状を免疫力で緩和するにはどうすれば良いのでしょうか?

 

まず、免疫力でアトピー性皮膚炎を改善していくには免疫細胞のバランスに気をつけることが重要です。

 

免疫細胞には顆粒球とリンパ球がありますが、ストレスを感じると、交感神経が優位になり、顆粒球が増えてしまいます。

 

よくストレスによってアトピー性皮膚炎が発症したり、アトピーが悪化したりしますが、その理由は、増えすぎた顆粒球が細胞を傷めつけてしまうからです。

 

そのため、日頃の生活のなかでストレスを感じすぎないよう、副交感神経を優位にしてリラックスする必要があるのですが、普段から緊張感が無くなり、家の中にこもり続けるような生活を送ってしまうと、今度はリンパ球が増えすぎてしまいます。

 

実はあまり外出せずに太陽の光を浴びなかったり、運動不足になったりすることも、アトピー性皮膚炎が発症する原因であると言われているため、アトピーを改善していくには交感神経(顆粒球)と副交感神経(リンパ球)のバランスが整うような生活を送ることが大切になってきます。

 

また、アトピー性皮膚炎の症状が起きる原因のひとつは、しっとりした肌に存在している表皮ブドウ菌が減り、代わりに黄色ブドウ球菌が増えてしまっていることだと言われています。

 

その黄色ブドウ球菌が出す毒素に加えて、ダニの糞や食べかす、花粉などのアレルゲンが、真皮にまで入り込みやすくなっているのです。真皮にはマスト細胞やT細胞などの免疫細胞が存在しているため、アレルゲンに対して反応してしまうのです。

 

つまり、バリア機能が低下した皮膚からアレルゲンが入り込みやすくなり、その結果、皮膚炎・炎症が起きてしまうのです。

 

そして、かゆみなどのアレルギー症状が発症するメカニズムには免疫細胞のバランスの崩れやIgE抗体の増えすぎなどが深く関係しています。(詳しくは「免疫力でアレルギー症状改善」のページを参照してください)。

 

アトピーの症状緩和で大切なのは油の摂り方

 

さらに、免疫力を高めてアトピー性皮膚炎のアレルギー症状を緩和していくには、腸内環境の改善に加えて、三大栄養素の摂り方にも気をつける必要があります。

 

特にアトピーの症状を緩和していくために大切なのは、油の摂り方です。

 

アトピー性皮膚炎は必須脂肪酸のうちのオメガ3とオメガ6のバランスが崩れることで発症しやすいといわれています。オメガ3とはDHA・EPA・α‐リノレン酸のことです。オメガ6とは主にリノール酸のことを指します。

 

体内で作られない必須脂肪酸のうちのオメガ3は、脳を含め、人体を構成するうえで非常に重要な脂肪酸なのですが、このオメガ3必須脂肪酸にはアレルギー症状を改善する働きもあるのです。

 

特にアレルギー症状に効果を発揮するのは、オメガ3脂肪酸のうちの「EPA」です。しかしEPAは青魚に多く含まれていることもあり、普段の食生活では不足しがちになっています。

 

一方、オメガ6はサラダ油や加工食品に含まれているため、知らないうちに過剰気味になってしまっています。オメガ3とオメガ6のバランスは「1:1」 や「1:2」が望ましいのですが、このバランスが崩れてしまっていることが、アトピー性皮膚炎の発症原因のひとつだと言われています。

 

そのため、アトピー性皮膚炎の症状を緩和するためには、普段の食生活における油の摂り方に気をつける必要があるのです。

 

そのほか、砂糖やパンなどの糖質の摂り過ぎも肌荒れの原因になるので、ご飯やパン、お菓子やアイスクリームの食べ過ぎは避けたほうが懸命です。

 

また、アトピー性皮膚炎によって悪化した皮膚の再生のためにはタンパク質を十分に摂ることが必要になってきますが、タンパク質はアレルギーの原因になりますので、タンパク質の摂り過ぎにも気をつける必要があります。

 

アトピー性皮膚炎を改善には腸内環境を整え、皮膚のバリア機能も高めることが大切

 

また冒頭で述べたように、アトピー性皮膚炎などのアレルギーを改善していくには、腸内環境を整えることで腸内の免疫力を高めることが大切になってきます。腸内環境が改善され、腸内細菌のバランスが整うと、代謝が良くなり、肌の調子も良くなります。

 

さらに体内の酵素を増やすことも、細胞の新陳代謝を活性化することにつながるため、アトピー性皮膚炎の症状緩和には有効です。

 

しかしその間、肌のバリア機能を回復させるために、かゆみを感じてもなるべくひっかかないようにすることが大切です。

 

また、かゆみがどうしてもひどい場合、医師に処方されたステロイド剤などの薬を短期間使うことで肌の炎症を抑えることは必要かもしれません。

 

しかし、ステロイド剤に依存することは避け、かゆみがひどい間だけ、対症療法としてステロイド剤や抗ヒスタミン剤などの薬を使う。そして、かゆみが抑えられてきたら、腸内環境を改善すると共に油の摂り方に気をつけ、からだの内側からアレルギー体質を変えていく、といった対策が重要です。

 

それに加えて、新陳代謝を良くして皮膚の再生が早まるよう、良質なタンパク質ビタミンミネラルなどの栄養素を日頃の食事でしっかり摂ることも大切です。

 

そのほか、アトピー性皮膚炎を患っている方は、低体温の方が多いので、身体を常に温めるようにして免疫力を高めることも。アトピーの改善のために必要不可欠です。

アトピー性皮膚炎の症状改善